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活動量計

現在、国内外で使用されている活動量計は多岐にわたります。2015年3月に以下のレビューを報告していますので、参考にしてください(笹井ら, 運動疫学研究2015)。
http://jaee.umin.jp/REE/J/17_1_6.pdf

活動量計を用いて身体活動量を評価する際は、機種の選定、装着位置、データ収集時の設定、装着依頼日数、装着/非装着の判定、1日あたりの最低装着時間、最低装着日数、休日・祝日の考慮の有無、データの変換、バウトの考慮などについて、事前に検討・決定する必要があります。これらについて、日本語での解説ページを準備中です。同様の趣旨の国際的な取り組みにつきましては、以下の解説が参考になります。
Freedson P, Bowles HR, Troiano R, Haskell W. Assessment of physical activity using wearable monitors: recommendations for monitor calibration and use in the field. Med Sci Sports Exerc. 2012 Jan;44(1 Suppl 1):S1-4. doi: 10.1249/MSS.0b013e3182399b7e. PMID: 22157769
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22157769

日本国内で使用されている活動量計のうち、オムロンヘルスケア社のActive style Proについて、海外で主に使用されているActiGraphと同じような指標が算出できるように、マクロを作成いたしました。マクロの使用を希望される方は、以下のリンクからユーザー登録をしてください。ユーザー登録後、マクロとマニュアルのダウンロードリンクをお送りします。なお、ユーザー登録を行わずに、個人間でマクロを共有するような行為はお控えください。
今後、マクロやマニュアル等に修正を加えた際に、メーリングリスト(Bcc配信)を通じて、お知らせいたします。

ユーザー登録フォームへのリンク https://forms.gle/iFBHaoFmnpzsrXFN8

また、マクロを利用して論文発表する際には、方法あるいは謝辞等で、以下のように記載していただけますよう、お願いいたします。
 日本語論文の例 

活動量計のデータ処理に際しては、身体活動研究プラットフォーム1)が無償提供しているマクロ(ver. xxxxxx)を利用した。
1)身体活動研究プラットフォーム. http://paplatform.umin.jp

 英語論文の例 

A macro program (ver. xxxxxx) developed and distributed by Japan Physical Activity Research Platform1) was used for data processing of the accelerometer.
1) Japan Physical Activity Research Platform. http://paplatform.umin.jp (in Japanese)

なお、Active style Proの妥当性に関する論文は以下の通りです。
Oshima Y, Kawaguchi K, Tanaka S, Ohkawara K, Hikihara Y, Ishikawa-Takata K, Tabata I. Classifying household and locomotive activities using a triaxial accelerometer. Gait Posture. 2010 Mar;31(3):370-4. doi: 10.1016/j.gaitpost.2010.01.005. Epub 2010 Feb 6. PMID: 20138524
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20138524

Ohkawara K, Oshima Y, Hikihara Y, Ishikawa-Takata K, Tabata I, Tanaka S. Real-time estimation of daily physical activity intensity by a triaxial accelerometer and a gravity-removal classification algorithm. Br J Nutr. 2011 Jun;105(11):1681-91. doi: 10.1017/S0007114510005441. Epub 2011 Jan 25. PMID: 21262061
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21262061

【子供における利用について】(2021/8/28追記)

 Active style Proは、成人を対象として得られた3軸の合成加速度から、メッツ値を推定しています(Ohkawara et al., Br J Nutr, 2011)。基礎代謝量についても、日本人成人を対象とした推定式を利用しています(Ganpule et al., Eur J Clin Nutri, 2007)。そのため、子供を対象とした場合、活動量計から得られたメッツ値やエネルギーをそのまま利用すると大きな誤差が生じます(Hikihara et al., PLoS One, 2014; Tanaka et al., Int J Environ Res Public Health, 2019)。

 呼気分析の結果に基づいて子供用にメッツ値を推定する式を提案した論文は、現時点では以下の通りです。論文等での利用にあたっては、以下の該当する論文および当ホームページ(引用方法は、マクロの利用と同様)を引用してください。

<小学生>
Hikihara Y, Tanaka C, Oshima Y, Ohkawara K, Ishikawa-Takata K, Tanaka S. Estimating model of sedentary behavior with tri-axial accelerometer in elementary school children. J Phys Fitness Sports Med. 2021;10(2):119-26. doi: 10.7600/jpfsm.10.119.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpfsm/10/2/10_119/_article/-char/ja/
この論文では、Hikihara et al.(PLoS One, 2014)で示した子供用推定式が座位行動を過大評価することから、その点を修正した推定式を提案しています。2次式もありますが、1次式の方を示します。
<生活活動(歩走行以外)のメッツ値の推定式>
活動量計のメッツ値(X)が2.5メッツ以下の場合:
 メッツ値(補正値)=0.7367X + 0.2317
活動量計のメッツ値(X)が2.6メッツ以上の場合:
 メッツ値(補正値)=0.4529X + 1.3552
<歩走行のメッツ値の推定式>
 メッツ値(補正値)=0.6237X + 0.2411

<幼児>
Tanaka C, Hikihara Y, Ando T, Oshima Y, Usui C, Ohgi Y, Kaneda K, Tanaka S. Prediction of physical activity intensity with accelerometry in young children. Int J Environ Res Public Health. 2019 Mar 15;16(6):931. doi: 10.3390/ijerph16060931. PMID: 30875871
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30875871/
この論文では、2次の推定式も示していますが、1次式に基づいた推定式は以下の通りです。
<生活活動(歩走行以外)のメッツ値の推定式>
活動量計のメッツ値(X)が1.9メッツ以下の場合:
 メッツ値(補正値)=0.0103×((X-0.8823)÷0.0351)+ 0.9
活動量計のメッツ値(X)が2.0 メッツ以上の場合:
 メッツ値(補正値)=0.0103×((X-1.3435)÷0.0196)+ 0.9
<歩走行のメッツ値の推定式>
 メッツ値(補正値)=1.0012 + 0.0037×(X-1.1128)÷0.0086

 






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