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用語解説

活動量計（activity monitor）

ヒトの身体活動状況を客観的に評価する機器。
「歩数計（pedometer）」は活動量計に含まれます。「万歩計」は山佐時計計器株式会社の登録商標であり、歩数計の商品名です。近年では加速度センサーを内蔵した加速度計（accelerometer）の開発が進み、歩数だけではなく、さまざまな身体活動や座位行動などの複雑な日常生活活動時のエネルギー消費量を推定したり、身体活動内容を識別したりできるようになり、その機能が多様化してきたことから、「活動量計」と呼ばれることが多くなっています。

座位行動（sedentary behaviour）

座位、半臥位または臥位の状態で行われるエネルギー消費量が1.5メッツ以下のすべての覚醒行動。
https://www.sedentarybehaviour.org/sbrn-terminology-consensus-project/japanese-translation/

身体活動（physical activity）

安静にしている状態より多くのエネルギーを消費するすべての動作。
「健康づくりのための身体活動基準2013」において、身体活動・運動・生活活動は以下のように定義されています。
「身体活動」：安静にしている状態より多くのエネルギーを消費する全ての動作のこと。
「運動」：身体活動のうち、体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施し、継続性のある活動。
「生活活動」：身体活動のうち、日常生活における労働、家事、通勤・通学など。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-031.html

身体活動ガイドライン（physical activity guideline）

身体活動に関する勧告。WHOは18-64歳の成人に対して、中強度の身体活動が週あたり150分以上または高強度の身体活動（または同等の中強度と高強度の身体活動の組合せ）が週あたり75分以上であることを推奨しています。
https://www.who.int/dietphysicalactivity/factsheet_adults/en/
日本では、「健康づくりのための身体活動基準2013」において、3メッツ以上の強度の身体活動（中高強度身体活動）を毎日60分（23メッツ・時/週）行うことを推奨しています。

身体不活動（physical inactivity）

現在の身体活動ガイドラインに照らして身体活動レベルが不十分であること。
国際的には、中強度の身体活動が週あたり150分未満または高強度の身体活動（または同等の中強度と高強度の身体活動の組合せ）が週あたり75分未満であると、身体不活動に該当します。
https://www.sedentarybehaviour.org/sbrn-terminology-consensus-project/japanese-translation/

中高強度身体活動（moderate-intensity to vigorous-intensity physical activity）

3-6メッツの身体活動は中強度身体活動（MPA）、6メッツ以上の身体活動は高強度身体活動（VPA）、3メッツ以上の身体活動は中高強度身体活動（MVPA）と定義されます。
https://www.who.int/dietphysicalactivity/physical_activity_intensity/en/

中断（break）

2回のある身体活動の間における、その活動以外の身体活動による中断。例えば座位中断（sedentary break）の場合、座位行動が開始されて、座位行動以外の立位等の身体活動によって、座位行動が中断されることを指します。
https://www.sedentarybehaviour.org/sbrn-terminology-consensus-project/japanese-translation/

バウト（bout）

中断されない1回の身体活動。例えば座位バウト（sedentary bout）の場合、1回の座位行動が開始されて、座位行動以外の立位等の身体活動が始まり、座位行動が終了するまでを指します。
https://www.sedentarybehaviour.org/sbrn-terminology-consensus-project/japanese-translation/

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